
沸騰せずにはいられない!!第6回
三象哲学
三象哲学は、この宇宙の物事を、現象界(目に見える世界)・具象界(目に見えるようで見えにくい世界)・抽象界(目に見えない世界)という三側面から捉える考え方です。
現象・具象・抽象という言葉は良く使われますが、実は学ぶ学問・所属する業界によってもその意味は大きく異なり、唯一無二の定義は見当たりません。そこで、このブログでは、あくまで「∞」に辿り着くための「鍵」を概念化するための試みとして上記のように定義しています。そして、三つの象が交わる「本質」部分を意識することが肝要です。
例えば、私たちに必要不可欠な物質にしてイメージがわきやすい水を例に説明すると、現象界=氷、具象界=水、抽象界=蒸気となり、異なるように見えても実際は「H2O」という水分子は共通しているなどです。
あるいは、よく物理学者が使うような、現象界=客観的な事象、具象界=考察に基づく行為、抽象界=原理・概念、というような意味合いをも、上記定義は包括しています。この場合ですと、二界の重なる箇所が、現象化、具象化、抽象化となり、三象の共通が、「E=MC²」といった宇宙を表す公式となります。
何か物事を把握しようとするとき、まずはそれが現象界・具象界・抽象界のどこに属しているのかを理解し、その本質について思考することが大切であり、覚醒状態へと至る最初の一歩となります。
現象界 ※目に見える世界 |
具象界 ※目に見えるようで見えにくい世界 |
抽象界 ※目に見えない世界 |
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例1 | 氷 | 水 | 蒸気 |
例2 | 客観的な事象 | 考察に基づく行為 | 原理・概念 |