最近8年間は離職者ゼロ、売上・粗利ともにUP

辰巳正彦さんは、奈良県南部を中心に美容室3店舗、髪染め専門店、まつエクサロンの計5店舗を展開する株式会社LINK’S HEARTの代表取締役。
2000万円の赤字転落をきっかけに、業務改善を進めて起死回生し、奈良県を代表する女性活躍推進企業(令和3年表彰)にまでなりました。

辰巳さんは「人が辞めなくなると、売上も粗利も上がる」と言います。
まず、求人に費用をかける必要がなくなります。
現状、求人はスタッフからの紹介とハローワークだけで回っているとのことです。

2016年に3店舗目を出して、現在、社員数は30名。うち半数がパート社員で、社員の半分はママさん美容師です。
40代中盤になる幹部の3人はいずれもママさん美容師で、パートから社員となり、店長を経験してきました。
女性への理解が深いと評価されるのは、こうした幹部社員の存在も大きく、子どもが熱を出したので急に休みたい、運動会なので、参観日なのでなど、必要なときに休める体制を組めています。

2016年に時短勤務が完成したのちは、給与のUPにも努めているそうで、ここ8年、離職者はゼロの記録を更新中。
スタッフの離職がなくなると、お客様の定着率も上がると、辰巳さん。

ホットペッパーは、予約システムを利用しているお客様がいるので、1店舗につき月額35000円だけ契約しているとのことです。

2018年には、異業種を含む経営者の有志8人で出資して美容学校も開設。
高卒生を雇用し、火曜日から金曜日は学校、土日は出社し、月曜日は休みとして美容師の卵を育てています。
学費が一般の美容学校の半額程度ということもあり、学生の新卒入社も増えています。

このほかにも、今年4月から2トントラックの内部に3席とシャンプー台などを設置した移動美容室を始めるなど、辰巳さんは美容業界をリードし続けています。

<取材協力>
株式会社LINK’S HEART(奈良県)
https://links-nara.com/

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