出発点は7坪の古びた居抜き美容室、年々客単価を上げて高単価サロンへ

山口県下関市で美容室「Colors&Rosso」、エステサロン「Humpty Dumpty」を営む稲冨佳明さんは、美容室経営歴17年。
地域に根をはり、PTA会長、青少年教育支援の協会など10の役職をこなしながら、多角的に事業を展開している。

稲冨さんは神奈川県横浜市出身。人生を見つめ直したいと旅をしていた30歳のときに、下関で、長い坂の中腹にぽつんと立つ、ひなびた空き美容室に出会った。「ここで起業しよう!」と思ったのがこの地に根をはることになった始まりだという。
居抜きで賃貸し、アシスタント1名を雇って2名で開店した。

今でこそ、客単価10,000円を超える高単価サロンだが、開業当初は客単価2,000円の激安サロンとしてスタート。ヘアカラー1,950円を開店記念50%オフで提供し、常に店の中にはお客様が満席の5人いるといった状態。お客様によるセルフブローは無料、スタッフがブローする場合は1,000円と設定すると、お客様全員がセルフブローを選ぶといった店だった。

その後は1年に1,000円ずつ単価を上げ、11年前に自宅兼美容室を建てた移転のタイミングで客単価10,000円とした。
毎年、1,000円ずつ単価を上げる施策がユニーク。

新メニューとして松竹梅の価格を設定。
梅はこれまでの人気価格帯、1,000円高い竹メニュー、さらに上位の松メニューを提示すると、多くが竹メニューを選ぶようになるので、次の年には、前年の梅メニューを廃して、竹メニューを梅に格下げし、新たな松竹梅の価格設定・新サービスを提示するという方法だ。

その後も好調で、自宅兼サロンはすぐに手狭となり移転、1年で現在地に再移転。
現在は、スタイリスト4名、アシスタント2名体制となっている。
ヘアケアを重視するサロンとして定着させた。

<取材協力>
Colors&Rosso (山口県下関市)
https://colorsandc.com/

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