社会が激変する時代の親子の事業承継・・・その2

東京の有名サロンでトップスタイリストとなり、目標としていたすべてを成し遂げた長島周平さんが、父の経営する三重県鈴鹿市の美容室に入ったのは約12年前。美容室を継ぐためにUターンし、現在はWAVEとNatureの2店舗を経営している。

Uターン当初から事業承継は視野に入っていたが、経営の経験はゼロ。
その当時は技術力の高い美容師として、美容の仕事をスタッフとともに楽しみ、職場を盛り上げていこうという意識しかなかったという。

数字を管理するようになって少しずつ経営の知識を身につけ、3年前には事業承継を周囲に宣言する就任式も行なった。
父からは「経営トップはお前だ」と言われていたものの、名実ともに経営トップになったと実感できるようになったのは今年に入ってからだという。
現在も名義変更など、書類の整備は継続中とのこと。

就任式に前後して、経営体制の刷新に取り組んできた。
父が「地域の二番手として、高単価サロンであるより、多くのお客様にサービス提供できる店」をめざし、発展させてきたのに対して、周平さんは「価値を提供する美容室」をめざしている。

昭和・平成・令和と社会情勢が変化し、働き方についての考え方も変化、高齢化も進むなかで、変えていく必要のあるものを見据えた結果だ。

今振り返ってみると、12年をかけての事業承継が可能だったのは、父と子という関係性ゆえ。
少しずつ準備をしてこられたことが何よりありがたいと周平さん。

周囲に、理美容の経営者仲間がいて、時には助言があり、時には気遣いがあったことも、結果としてスムーズな事業承継につながったという。

<取材協力>
WAVE/Nature(三重県鈴鹿市)
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